1月4日(木)
年初のアメリカ株式はまだら模様の展開ながら、NYダウは昨年末比で 1000ドル以上の上昇になり史上最高値を更新する局面もありました。また、ロンドンの株価指数(FT100)も 2001年 1月以来 6年ぶりの高値に至るなど、世界的に株価の上昇トレンドが見られます。
それに円相場が軟調なのも好感されています。円は正月休み中に対ドルで 10月24日以来になる 119円台後半まで下落。また、対ユーロでは 158円台まで売られる場面もありました。その結果、今日は物色対象が流動性の高い種目だけではなく輸出関連種目にも広がって、これが指数全体を引き上げる原動力になっていました。
そして、今日の高値は 17379円で去年の大型連休直後の高値 17375円
を上回りました.去年の 5月、6月にわたって,世界的に金利上昇が懸念されるなか 3330円の大幅下落になりましたが,この下げを一挙に取り戻しました格好です。そして、あと約 200円に切迫した去年の高価 17563円(4月 7日)が、いよいよ目の前の目標値になって来ました.
ところが、去年、2006年の日経平均株価は前年末比で 1114 円高,+6.9%の上昇でした。NYダウの 16.3%上昇と比べると力不足だという見解もありますが、05年が 40%の大幅に上昇だったことを思えばまあまあの成績といえましょう。年足では 1993年〜95年までの 3年連続の上昇を越え、1980年代以来になる 4連騰です。
過去の例を見れば、日経平均株価が 05年のように 40%を越える上昇になった
のは、もう 20年前になりますが、1986年の 43.9%です。その次の年は 14.6%と上昇率スピードはちょっと鈍り、その翌年 88年は 39.9%とまた大幅に上昇になりました.このケースを見れば、05年の急騰に対して去年の上昇は限定的ながら、今年は再び強い上昇基調になってきてもおかしくありません。
なぜかといいますと、03年の底値からは 2回の中期的な上昇がありましたが、第一波は 7603円(03年4月28日安値)〜12195円(04年4月26日高値)までの 4592円の上昇,そして第二波は 10489円(04年5月17日)〜17563円(05年4月7日)までの 7074円の上昇です。現在の上昇局面を第三波として、第一波と同値の 4592円だけ上昇すると思えば、基点は去年の安値 14045円(6月14日)となり、目標株価は 18637円になります.
ただ, 反対に再び 16500円で下回ることになると、トライアングルからの上抜けが阻止されたとして、その後の調整局面は長引きそうです。すると、1月の市場は,このまま去年の高値 17563円を突破して中期の上昇トレンドをより明確にできるのか,あるいは 16500円で下落して中期的な調整局面に帰って来るかも注目されます。
この場合、景気の足踏みを予見した往来相場となりましょう。中期で上がっても儲け、下がっても儲けられる、言わば理想的展開かもしれませんね。