「円キャリー取引」の解消が問題となり、ここまで買い上がって来た向きも慌てて手仕舞ったことで、一気に雰囲気が悪くなったようです。それでも、昨年末からの動きを見ると、比較的「儲かって」いる銘柄が多いのではないかと思われ、それほどダメージを受けた感じでもなく、まだ割安感の強いものは物色の対象となって来るのではないかと思われます。
過去最高水準に積み上がっていた裁定買い残も相場が下落に転じ、逆ザヤが生じると裁定解消売りが活発化し、相場を下押す要因となった。下落時には個人投資家の積極的な買いも見られましたが、世界同時株安、円高など外部環境が悪化し上値は重くなったようです。
一方で過熱感を強めていた相場は調整する必要があったとの見方も多く、一時的な調整との楽観論も支持されているところです。
来週の株式市場は、米国株を睨んだ動きとなるでしょうが、裁定解消売り、メジャーSQ(特別清算指数)を控え波乱含みの展開が予想されます。注目の米国株は景気後退懸念から大きく下落しましたが、ISM製造業景気指数が事前予想を上回り景気の底堅さが確認されると落ち着きを取り戻しました。
来週もISM非製造業景気指数や雇用統計などが注目されます。ファンダメンタルズに変調が見られなければ、米国株も早期に戻り歩調となり日本株の支援材料となりそうです。
ただ、日本株は今週の下落により需給面がやや悪化しています。裁定買いの解消売りが、逆ザヤの発生から断続的に生じているためです。来週はメジャーSQもあり売り仕掛けを呼び易く、米国株の支援がないようなら一段安も想定されます。一方、下げ速度が速すぎることから自律反発局面も期待されましょう。
来週末の機械受注統計が注目されるところですが、それまでは海外市場の動向や外国人の売買動向に振らされる展開となりそうです。どこで底入れ感が出て来るのかといったところであり、昨年の2月のような展開になって切り返してくるのか、それとも昨年の5月からの急落のようになるのかが注目されますが、来週はその動きがはっきりとして来るのではないかと思います。週末のSQ(特別清算指数)の算出が終わったところでしっかりとしてくれば切り返しと考えられ、SQを過ぎてももたついていたら、急落、と考えていいのではないかと思います。
いずれにしましても、先週は18000円台到達の達成感がありますので、一目均衡表でいうところの基本数値26に注目です。
すなわち、ピークから26営業日目の動向が今後の動きを表すでしょう。
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